拝啓
会員の皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
この度久留米大学医学部筑水会館にて「第24回日本アフェレシス学会九州地方会」を開催することとなりました。本大会を開催するにあたり、日本アフェレシス学会理事長であられます松尾秀徳先生、古賀伸彦先生をはじめ、これまでご協力頂きました多くの関係者の方々に厚く御礼申し上げます。過去久留米の地では第1回(平成7年;古賀伸彦先生)、第10回(平成16年;奥田誠也先生)、第13回(平成19年;古賀伸彦先生)と計3回アフェレシス学会九州地方会が開催されました。今回は約10年ぶりの久留米開催ということで、嬉しい反面、身の引き締まる思いです。実りある学会にしたいと教室員一同精一杯準備を進めて参りました。皆様が活発に討議できるような環境、雰囲気作りを行って参ります。
本会は年に1回、アフェレシス効果発現機序の解明や適応拡大を目的として、基礎的および臨床的見地から幅広く討論を行っており、参加人員総数およそ150人を予定しております。その構成は医師、臨床工学技士、看護師であり、この3者が一同に会し、同一目線で発表する機会は他にはないと思います。患者さんのために様々な面から建設的な討議ができますことを期待しています。また、ランチョンセミナーではSLE、ループス腎炎に対するアフェレシス療法について順天堂大学医学部膠原病内科 草生 真規雄先生に、特別講演に今拡がりをみせているセレクトPEについて鹿児島大学病院血液浄化療法部 速見浩士先生に御講演をお願いしております。大変興味深いプログラムとなっていますので、是非ご参加頂ければ幸いです。
今回もアフェレシス技術講習会を企画しています。①CAP療法について②クリティカル領域のアフェレシス③セレクトPEについて④末梢血幹細胞採取についての4パートを予定しています。明日からの臨床の現場に活かせる内容にしたいと思います。 本学会を通じてアフェレシスの知識を深めて頂き、一人でも多くの患者さんの命を救うことができましたら幸いです。
謹白
平成29年12月吉日
第24回日本アフェレシス学会九州地方会 大会長
久留米大学医学部内科学講座腎臓内科部門
深水 圭